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2022 年度 研究成果報告書

ヒト免疫特有の炎症性因子IL-26に基づく慢性炎症病態の解明と新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03471
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

森本 幾夫  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (30119028)

研究分担者 波多野 良  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任准教授 (30638789)
大沼 圭  順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (10396872)
岩田 哲史  順天堂大学, 大学院医学研究科, 非常勤講師 (00396871)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードIL-26 / 炎症性サイトカイン / 慢性炎症 / 自己免疫疾患 / ヒト免疫
研究成果の概要

IL-26は近年、様々な慢性炎症疾患で発現増加が報告されている炎症性サイトカインだが、マウスには欠損した遺伝子であり、従来のマウス疾患モデルでは見逃されていたヒト炎症病態特有のKey因子である。本研究では慢性炎症病態におけるIL-26の機能を多臓器横断的に解明し、免疫難病に対する有効な抗炎症療法を開発するための基盤研究を行った。
ヒトIL-26バクテリア人工染色体トランスジェニックマウスを用いて、IL-26は乾癬や炎症性腸疾患、慢性移植片対宿主病(GVHD)、関節リウマチなど多くの炎症性疾患の病態に関与していることを示した。樹立したヒト化抗IL-26中和抗体による新規治療法の開発が期待される。

自由記述の分野

臨床免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、サイトカインやその受容体に結合してその機能を阻害する抗体医薬が様々な自己免疫疾患やアレルギー疾患の治療薬として承認されている。IL-26は主にTh17細胞が産生する炎症性サイトカインだが、マウスには欠損した遺伝子であり、従来のマウス疾患モデルでは見逃されていた因子であるため、まだその機能については明らかにすべき点は多い。
代表者らはヒトIL-26トランスジェニックマウスを用いて、様々な炎症性疾患モデルにおけるIL-26の役割を解明し、IL-26の中和抗体を開発した。IL-26抗体が炎症と組織の線維化を制御できる新たな治療薬となることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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