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2022 年度 研究成果報告書

マウスモデルを用いた順遺伝学的手法による新規大腸がん治療標的の同定と機能検証

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03522
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

武田 はるな  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (80647975)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード生体内スクリーニング / 大腸がん / マウス
研究成果の概要

大腸がん治療標的探索を進めるために、SBトランスポゾンを用いた生体内スクリーニングと、合成致死性を利用したCRISPRスクリーニングを行った。SBスクリーニングについては、炎症微小環境で形成される大腸がん形成に関与すると考えられる候補遺伝子を複数同定し、そのうちの2つについてオルガノイドを用いた機能検証を行った。CRISPRスクリーニングについては、効率よく標的遺伝子を同定するために実験方法を一部変更した。そのため、より良いCRISPRスクリーニング系を確立することができ、ゲノムの回収までを終えることができた。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界の大腸がん死亡者数は、がんの死因数の中で第2位を占める。悪性度が高い大腸がんへの有効な治療薬はほとんど無く、新規治療標的遺伝子の同定が必要となっている。慢性炎症は大腸がん悪性化に促進的に働くため、本研究のSBスクリーニングで同定した炎症関連がん候補遺伝子は、悪性度の高い大腸がんの新規治療標的となる可能性がある。また、これら候補遺伝子の機能解析を行うことで、悪性化機構解明につながる可能性がある。本研究で確立したCRISPRスクリーニングから同定される候補遺伝子は、大腸がんで観察される高頻度な遺伝子異常を標的とできる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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