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2022 年度 研究成果報告書

胃癌間質の組織型別分子サブタイピングに基づいた抗ストローマ治療戦略の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03531
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

石本 崇胤  熊本大学, 病院, 特任准教授 (00594889)

研究分担者 岩槻 政晃  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (50452777)
須田 年生  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 卓越教授 (60118453)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード腫瘍微小環境 / 胃癌 / CAFs / 多様性
研究成果の概要

癌組織を構成する多様な細胞群の中でもCancer associated fibroblasts (CAFs)に焦点を当て、シングルセル解析技術を腫瘍間質CAFsに適応することで、腫瘍間質に対する新たな治療ターゲット創出を目的として研究をおこなった。本研究を通じてCAFs由来の細胞外小胞やIL-6などのサイトカインが癌細胞に作用することで癌の進展・転移を促進していること、胃がん間質中のCAFs分画には3つのサブグループが存在し特定のサブグループが癌に対する免疫を抑制することを明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌は組織として存在し、多様な細胞群で構成されている。さらに各細胞群の中にもサブグループが存在し、各グループがネットワークを形成していることが明らかになった。今後の癌治療を考える際には、このネットワークを遮断した上で効率良く癌細胞を標的とした治療を行うことが重要となる。特にスキルス胃癌のような線維化が強い癌種では、Cancer associated fibroblasts (CAFs)と呼ばれる線維芽細胞が癌を促進する腫瘍間質で重要な働きをしており、治療ターゲットとなり得ることを明らかにした。

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公開日: 2024-01-30  

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