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2022 年度 研究成果報告書

睡眠中の記憶固定化におけるシナプス可塑性の意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03552
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分51020:認知脳科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

坂口 昌徳  筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 准教授 (60407088)

研究分担者 手塚 太郎  筑波大学, システム情報系, 教授 (40423016)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード睡眠 / 成体のニューロン新生 / 記憶
研究成果の概要

研究の結果、シータ振動との同期がシナプス可塑性に重要な役割を果たすことが明らかになった。特に、海馬のシータ振動中の各位相による神経活動が、シナプスの長期増強(LTP)および長期抑圧(LTD)の方向性を制御することの示唆を得た。さらに、シータ振動とシナプス可塑性の相互作用が、神経回路の活動に重要な影響を与え、記憶の形成と固定化に関与していることが示唆された。これらの結果は、シータ振動とシナプス可塑性の関係性をより深く理解する上で重要な示唆を提供している。

自由記述の分野

脳科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究成果は、シータ振動とシナプス可塑性の関係についての理解を深る。学術的には、脳の学習と記憶のメカニズムに関する重要な知見を提供し、神経科学の分野での理論的な進展に貢献する。さらに、シータ振動位相特異的な新生ニューロンの機能についての発見は、脳の神経回路形成や発達に関する新たな洞察を与える。
社会的には、記憶の疾患や障害の治療や予防に向けた新たなアプローチを提供する。この研究成果を基にした治療法や予防策の開発により、認知症や学習障害などの脳に関連する疾患の改善が期待される。また、教育や学習支援の分野でも応用が期待され、より効果的な学習環境の構築に寄与する。

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公開日: 2024-01-30  

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