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2022 年度 研究成果報告書

老化に伴う組織細胞における inflammaging のクロマチン機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03692
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

蓑田 亜希子  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, チームリーダー (40721569)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード老化 / 1細胞解析 / エピゲノム / 遺伝子発現 / scRNA-seq / scATAC-seq
研究成果の概要

加齢に伴う低レベルの慢性炎症は老化特徴のひとつであり、臓器・組織機能低下の一因だと考えられているが、その分子機構は明らかでない。本研究では老化に伴いエピゲノムを介した遺伝子制御機能低下の結果、免疫応答遺伝子の正常な発現が維持できなくなることを仮説に立て検証する事を目標とした。さらに低タンパク食を中年から取り入れる事により炎症レベルを下げることが出来るか最先端技術(1細胞RNA-seqおよび1細胞エピゲノム解析)及びマウスを用いることにより検証する事を目的とした。コロナ渦の為実験の準備開始が遅れたが、1細胞解析のデータを得る事に成功した。研究期間内に解析までには至っていないが今後も解析を続ける。

自由記述の分野

1細胞解析技術を用いた老化研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会においての健康長寿実現には体内の老化現象を分子レベルで理解する必要がある。加齢に伴う臓器機能低下(老化)は様々な加齢性疾患発症の原因の一つであると考えられている。老化の特徴の一つと言える免疫力の低下は、感染リスク、癌、自己免疫疾患や慢性炎症性疾患などの発症要因である。Inflammaging (低レベルの慢性炎症) は老化特徴のひとつであり、臓器・組織機能低下の一因だと考えられているが、その分子機構は分かっていない。本研究は最先端技術を用い組織が細胞レベルでどう老化していくか、さらには低タンパク食が炎症を抑える効果があるのかを分子レベルで検証した。

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公開日: 2024-01-30  

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