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2023 年度 研究成果報告書

紫外線照射による制御性T細胞の誘導と解析―皮膚病変のリキッドバイオプシーの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03703
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

森田 明理  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30264732)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード紫外線 / 制御性T細胞 / リキッドバイオプシー
研究成果の概要

皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)の皮疹血リキッドバイオプシーを行いCD4+CD45RO+細胞が皮疹血で有意に多く病変部ではCD8+CD45RO+細胞とmSWATが逆相関していた。CCL17、CCL22など悪性T細胞を誘導するケモカインが皮疹血で高く、RNA-seqではCTCLに特異的な遺伝子が多く発現。TCRレパトア解析にて偏位したT細胞受容体が検出された。皮疹血には皮膚疾患特異的な細胞やタンパク質が含まれリキッドバイオプシーの手法を確立した。制御性T細胞の誘導波長解析ではUVC~UVBでIL-10、CCL22の発現が約2倍に上昇しCD4陽性T細胞胞"Tregness"がUV照射で増加していた。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、皮膚疾患の病変の皮疹血から、疾患特異的な細胞やタンパク質を十分に解析することができ、臨床レベルでも他の炎症疾患の診断に役立つ可能性があることが示唆された。臨床レベルにはつなげることはできていないが、制御性T細胞が、UVC~UVBの短い波長で誘導されることもあきらかにし、今後、制御性T細胞の誘導が最適となるような光線療法の開発が、リキッドバイオプシーによって可能になると思われる。

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公開日: 2025-01-30  

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