研究課題/領域番号 |
20H03746
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
杉本 真也 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (20626387)
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研究分担者 |
袴田 陽二 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 教授 (00218380)
小林 英司 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任教授 (00245044)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 短腸症候群 / 小腸移植 / 幹細胞 / 細胞移植 / 組織修復 / 上皮置換 / 潰瘍性大腸炎 / 炎症性腸疾患 |
研究成果の概要 |
オルガノイド移植技術に手術を組み合わせ、ラットの一部大腸上皮を剥離し、小腸由来オルガノイドの移植により上皮のみ小腸化した大腸グラフトを創出する技術を開発した。オルガノイドや、マウス大腸に移植したヒト小腸上皮、ラットにおける小腸上皮化大腸グラフトの機能解析を行った。小腸上皮オルガノイドにより構築された上皮の小腸機能を示すとともに、短腸症候群モデル小動物に対するオルガノイド治療コンセプトを確認できた。
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自由記述の分野 |
消化器病学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小腸上皮は移植した先の組織の構造を変化させ、小腸としての機能を発揮しうることが明らかになった。大腸の上皮を小腸オルガノイドにより置換した小腸化大腸を移植するという新しい治療戦略は、今回コンセプトが確認された小動物(マウス、ラット)と比較してサイズが大きなヒトにおいても応用可能と考えられる。今後、自己の小腸オルガノイドと大腸組織を用いた自家移植を行うことで、免疫抑制剤を必要としない新規治療法の開発へとつながることが期待される。
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