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2023 年度 研究成果報告書

代謝リプログラミングを標的にした顎関節軟骨破壊性疾患に対する革新的アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03896
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

犬伏 俊博  大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (30550941)

研究分担者 古郷 幹彦  大阪大学, 大学院歯学研究科, 名誉教授 (20205371)
黒坂 寛  大阪大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (20509369)
阿部 真土  大阪大学, 大学院歯学研究科, 講師 (40448105)
佐々木 淳一  大阪大学, 大学院歯学研究科, 講師 (50530490)
山城 隆  大阪大学, 大学院歯学研究科, 教授 (70294428)
宇佐美 悠  大阪大学, 大学院歯学研究科, 講師 (80444579)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードヒアルロン酸 / Tmem2 / 変形性関節症
研究成果の概要

本研究より、膝関節軟骨において、Tmem2は広範に発現しており、OA初期において関節軟骨表層でTmem2の発現が増加していることが明らかとなった。Tmem2欠失OAモデルマウスではOAが有意に進行することが明らかとなった。Tmem2欠失によるHAの蓄積は、関節軟骨において保護的に作用するわけではなく、むしろ破壊的に作用する可能性が示唆された。本研究結果より、Tmem2によるHAの適切な分解・合成が関節軟骨の恒常性維持に重要であり、HA調整機構の破綻がOA発症や病態悪化に関係していることが示唆された。

自由記述の分野

歯科矯正学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果より、Tmem2が顎関節軟骨破壊性疾患の発症・進行機序解明ならびに新規治療法開発において新たな分子標的となることが期待でき、大きな意義を有している。また、HAの低分子化は膝関節OA、癌、難聴肺線維症や皮膚炎などの病態とも関わっており、本研究で得られた知見はこれらの疾患の病態解明や治療法開発へも応用可能であり、高い創造性を有しており、その学術的意義は非常に高い。

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公開日: 2025-01-30  

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