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2022 年度 研究成果報告書

炎症促進性細胞死パイロトーシスの代謝産物による制御

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03955
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

秋 利彦  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (60304474)

研究分担者 船越 丈司  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (40444715)
則竹 香菜子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任助教 (40758067)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードパイロトーシス / マクロファージ / 代謝
研究成果の概要

炎症促進性細胞死であるパイロトーシスの代謝産物による制御機構を解析した。まず、マクロファージ細胞をリポポリサッカリドを用いてパイロトーシスを起こしたところ、解糖系が盛んなほどパイロトーシスも盛んであることがわかった。解糖系の副産物であるメチルグリオキサールによるHIF1の不活性化がその一因であることが示唆された。次に解糖系が盛んになる程パイロトーシスの実行因子であるガスダーミンDの発現が増え、またもう一つの実行因子であるガスダーミンEの発現は減ることを見出した。

自由記述の分野

分子細胞毒性学

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症は様々な病態で見られる普遍的な所見であるが、その制御機構はあまりよくわかっていない。パイロトーシスは近年発見された炎症促進性の細胞死であるが、その制御機構の詳細は未だ明らかでない。免疫細胞の一種であるマクロファージにおいて、解糖系はパイロトーシスを促進させることを見出した。これは糖尿病における炎症の増悪などとの関連を予想させるものである。また、二つの全く別なパイロトーシス実行因子であるガスダーミンDとEの発現が解糖系により全く逆方向に制御されていることも見出し、ガスダーミン分子の機能分担に新たな知見を加えた。

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公開日: 2024-01-30  

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