研究課題/領域番号 |
20H03964
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
|
研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
越山 雅文 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (50724390)
|
研究分担者 |
坂本 眞一 滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (40449509)
渡邊 友美子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (50647162)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | ピクセル / グレースケール / 携帯型超音波診断装置 / 画像解析ソフト / 下肢浮腫 / 浮腫グレード / ヒストグラム / フォトショップ |
研究成果の概要 |
誰が行っても一定に下肢浮腫程度を測定できる装置の開発である。141人の妊婦下肢282本の皮膚超音波写真を撮影し、縦を表皮~皮下組織底部、横をエコープローブ幅(37mm)の長方形に画像を切り取り、画像解析ソフトPhotoshopに取り込んでグレイスケール(0[黒]~255 [白])ヒストグラムを描出した。グレースケール指標より総ピクセル数×グレースケール平均値と総ピクセル数×グレースケール標準偏差を算出すればスピアマン順位相関グラフより、浮腫程度の評価が可能と分かった。中でも、総ピクセル数×グレースケール標準偏差が下肢浮腫の定性・定量同時測定の指標として最適と考えられた。
|
自由記述の分野 |
臨床婦人科学・産科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、臨床の場において下肢浮腫の定性・定量診断は指による圧痕法が主体で、診断者によって結果にバラツキが認められる傾向にある。今回、下肢浮腫の程度を誰が行っても一定で、かつ客観的により正確に測定できる方法を考案した。下肢の皮膚を携帯型超音波診断装置にて撮像して、画像解析ソフトに入力するだけで、浮腫の有無と浮腫の程度を同時に算出できる方法である。現在は、photshopのっ入ったノートパソコンに画像を取り込んで、グレースケールのヒストグラムを描出して下肢浮腫指標を算出するという工程を踏むが、将来的には下肢皮膚の画像を取り込むだけで、連続自動計算するシステムを作成することも夢ではない。
|