研究分担者 |
樋口 大輔 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (80736265)
藤本 桂子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (80709238)
小沼 美加 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 助教 (80843086)
塚本 憲史 群馬大学, 医学部附属病院, 准教授 (10292583)
京田 亜由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00803751)
細川 舞 岩手県立大学, 看護学部, 准教授 (70760908)
高屋敷 麻理子 岩手県立大学, 看護学部, 講師 (90847089)
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研究実績の概要 |
本研究の最終目的は,がんサバイバーの生活の質を高め安全性をめざす在宅基盤型活動支援プログラムを開発し, その評価を行うことである.在宅基盤型活動の中には化学療法誘発性末梢神経障害(Chemotherapy-induced peripheral neuropathy:CIPN)症状緩和に有効であるとされる歩行等の運動も含む.しかしながら国内においてCIPNを有するがんサバイバーの活動量が不明である.そこで第一段階の研究目的は,治療に伴うがんサバイバーのCIPNの程度と活動量との関係を客観的・主観的に解析することである. 研究方法としては,量と質の混合調査法を用いて,基礎データを収集する.対象者は3施設の外来でCIPNを惹起する治療(プラチナ系薬剤, タキサン系薬剤, ビンカアルカロイド系薬剤を含むレジメン(1クール3~4週間)を6回以上施行する予定の患者30名.国内外の原著論文をクリティークし,研究者間で評価指標を検討した.指標として量的データは,①リストバンド型活動量計による活動量,バランス感覚の測定(Short Physical Performance Battery:SPPB) ②研究者が開発した神経障害の包括的評価尺度(CAS-CIPN)と世界に普及しているFACT-GOG-Ntx, QOL尺度(FACT-G),つらさと支障の寒暖計,日本語版FES-I,自己効力感尺度,SPPB,質的データは半構成的面接を使用する.量的解析は記述統計処理を行い,平均値・標準偏差,対応のあるt 検定等を実施,質的データーは内容分析を行う. これらを実施するため3施設の倫理審査を経て, 2か所でのプレテストを実施した.
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