研究課題/領域番号 |
20H04013
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田中 美央 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00405052)
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研究分担者 |
齋藤 あや 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50803772)
倉田 慶子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90807744)
久田 満 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (50211503)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 医療的ケア児 / 地域包括ケア / 就学支援 / 地域サポーターとの連携 / レジリエンス / 当事者研究 / 重症心身障害児 / 支援者支援 |
研究成果の概要 |
本研究では、在宅重度障害児・者への地域共生育児支援プログラムの開発と検証を目的とした。プログラムは、当事者の就園就学ニーズをもとに2つの要素で構成され、地域サポーターとともに検討・実践する点に特徴がある。 [地域サポータープログラム]は2地域で展開し、身体的な機能制限がある子どもに対しICT等を用いた学習と余暇活動サポートプログラムを多職種連携のもと展開した。[家族支援プログラム]はレスパイトと防災減災支援に焦点化した。結果①在宅重度障害児の未来志向支援、②地域サポーターとのつながりの形成、③地域ネットワークの開拓、④地域連携による支援の強化について成果を認めた。
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自由記述の分野 |
障がい児看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療の進歩に伴い,医療的ケア児が増加している中,本研究では長期に及ぶ子どもと家族の地域生活を見据えた、包括的育児支援プログラムを展開した。社会資源の地域格差や、専門職による限定的な支援体制が現存することから、当事者と地域住民、専門職が個別の地域状況に応じて共有・協働が可能となるプログラムを展開した。これにより、小児における地域包括ケアの体制構築の知見を得ることができた。また、新たに当事者のレジリエンスの視点から、地域ベースの支援方策の構築につながる成果が期待できる。
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