研究課題/領域番号 |
20H04014
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
グライナー 智恵子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20305270)
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研究分担者 |
中村 匡秀 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (30324859)
岡本 菜穂子 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (30553565)
山口 裕子 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (30782148)
福井 小紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40336532)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Virtual Agent / 家族介護者 / ストレス / 認知症 / 睡眠 / アジア |
研究実績の概要 |
本研究は、認知症高齢者とその家族介護者の生体情報や睡眠及び環境・行動状況を客観的デバイスやVirtual Agent(VA)を用いて縦断的に調査し、双方のWell-beingを高める方策を検討するものである。 日本においては、関西圏と関東圏における社会福祉法人デイサービスセンタ―、訪問介護事業所等において引き続き対象者を募りデータ収集と分析を行った。COVID-19パンデミックにより中国本土でのデータ収集が困難な状況が続いたため、データ収集を中国本土から台湾へ変更した。COVID-19の感染状況も落ち着き、海外渡航も可能となったことから、海外でのデータ収集に着手することが可能となり、タイ王国・台湾において、共同研究者と研究の打ち合わせを行い、現地での具体的な研究実施に向けた計画を立案した。また、本研究の実施に向けて、それぞれの共同研究者が所属する大学の研究倫理審査委員会へ計画書を申請し承認を得た。さらに、在宅ケアの現地視察及び実際に認知症高齢者を在宅で介護している家族介護者宅へ訪問し、研究実施計画の最終調整を行った。 次にタイ王国・台湾におけるVirtual Agentによる家族介護者の質的データ、環境・行動センシング、ストレス・睡眠・活動量測定機器の作動状況、質問紙の内容について検討・修正を行い、本調査を実施した。日本で収集したデータから、認知症高齢者と家族介護者のストレスや睡眠に関連する要因等についての分析を行い、国内外において研究成果を公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19パンデミックにより、国内でのデータ収集及び海外の共同研究者との打ち合わせや現地視察、現地でのデータ収集に大幅な遅れが生じた。今年度はこれを取り戻すべく活動したが、海外での研究倫理審査承認までに予想以上の時間を要したこともあり、十分に後れを取り戻すことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
現在は海外でのデータ収集が比較的順調に進んでいるが、機器のトラブルが発生した際は、迅速に対応できるよう、工学系の共同研究者との協力体制を整えていく。データ収集後は、データ分析が円滑に進むように適宜タイ王国・台湾の共同研究者とオンライン等を活用して話し合いを持ち、連携を強化していく。
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