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2022 年度 研究成果報告書

睡眠時のエネルギー代謝における個人差の要因および生活習慣病との関連

研究課題

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研究課題/領域番号 20H04120
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

徳山 薫平  筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 教授 (00207565)

研究分担者 鈴木 陽子  筑波大学, 国際統合睡眠医科学研究機構, 研究員 (00813453)
麻見 直美  筑波大学, 体育系, 教授 (10300005)
矢島 克彦  城西大学, 薬学部, 助教 (70632264)
下山 寛之  筑波大学, 体育系, 助教 (80760652)
田名辺 陽子  筑波大学, 体育系, 研究員 (90781873)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードメタボリックチャンバー / ヒューマンカロリメータ / エネルギー代謝
研究成果の概要

本研究ではこの睡眠時のエネルギー代謝、特に呼吸商(RQ)の経時変化の個人差の要因について検討し、
1)睡眠の後半にはRQが上昇に転じて炭水化物の酸化が亢進する現象を捉えた。このRQの上昇には性差があり、女性のRQの上昇は男性よりも早期に始まる。高齢者は睡眠時のRQ一過性の低下が小さい。またRQの経時変化を24時間に亘って追跡すると、RQの個人差は睡眠時に顕在化すること等を明らかにした。2)更に睡眠時のRQ と相関する尿中代謝産物として炭素鎖8のアシルカルニチンやコハク酸などを同定した。3)メタボリックチャンバーを用いた代謝測定データを国際共同データベースとして設立する作業を開始した。

自由記述の分野

代謝生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではこの睡眠時のエネルギー代謝、特に呼吸商(RQ)の経時変化の個人差の要因について検討した。睡眠時のRQの経時変化の個人差がインスリン抵抗性発症に向けた最も初期の現象であることが示唆された。今後、インスリン抵抗性や糖尿病の病因解明につながる知見だと考えている。
本研究は申請者らの過去のエネルギー代謝測定データの再解析に加えて、高齢者や無月経女性アスリートの測定を加えて行った。国内外の研究機関に蓄積されているデータと統合したデータベースを設立することでヒトのエネルギー代謝調節の全体像が明らかになると考えている。国際共同データベースが将来のこの分野の発展に大きく寄与すると考えている。

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公開日: 2024-01-30  

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