研究課題
DOHaD(Developmental Origin of Health & Disease)は、疾患の素因は胎児期の環境によって形成されるという概念である。妊娠期の栄養状態が世代を超え、次世代の将来にも影響を与えることが注目されている。申請者らは誰しもが日常的に摂取する天然甘味料であるフルクトースに着目してDOHaD研究を進めている。これまでに、フルクトース過剰摂取の母ラットから生まれた仔は成長するに従って、代謝異常や認知機能低下などの悪影響を及ぼすことを明らかにしてきたが、未だにメカニズムは不明である。本研究の目的は『母体のフルクトース過剰摂取が次世代へ及ぼす影響』を組織幹細胞に着目して解き明かし、認知機能低下や代謝異常との関連を理解することである。本研究にて異常な組織幹細胞の存在を証明し、その性質を明らかにする。本年度はin vitroでの幹細胞分化能・増殖能の評価を試みる。モデル動物から組織幹細胞を単離し、in vitroでその性質を評価する方法の確立した。この評価方法を利用して、組織中の組織幹細胞を解析した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件)
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