本研究は、ストレージクラスメモリなる新たな記憶媒体をターゲットとし、とりわけ当該媒体が従前の永続的記憶媒体に比して低レイテンシであるという特性に高次に活用することを目指し、データベースエンジンをはじめとするデータインテンシブ処理を担うシステムソフトウェアの構成法を探求するものである。入出力に掛かる新たなソフトウェア制御手法を考案し、ソフトウェア試作機を実装し、解析系関係データベース処理ならびにデータマイニング処理等を対象とする性能試験を行い、とりわけ親和性制御方式が性能向上に有意に寄与することを実験的に明らかにすることに成功した。
|