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2023 年度 研究成果報告書

RNA送達を用いた生体リプログラミングによる1型糖尿病の根治法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H04530
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関順天堂大学 (2022-2023)
東京医科歯科大学 (2020-2021)

研究代表者

松本 征仁  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (90321819)

研究分担者 位高 啓史  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (60292926)
岡崎 康司  順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (80280733)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード分化転換 / 1型糖尿病 / インスリン / 体細胞
研究成果の概要

1型糖尿病は、膵島に局在する膵β細胞が破壊される結果、インスリンが枯渇し高血糖の所見を呈し、インスリン注射が不可欠となる重篤な糖代謝疾患である。代表者らが発明したダイレクトリプログラミングによる膵β細胞の作製法は、超高効率かつ安全性が高い優れた技術である。この技術は細胞治療のみならず遺伝子治療にも臨床応用できると考えられる。本研究課題において、リプログラミング因子OKAPの導入によって、線維芽細胞などの体細胞からインスリンを強力に発現誘導することが観察された。in vivo DRモデルマウスにおいて、異所性のインスリン産生細胞細胞が膵臓以外の臓器で顕著に検出され、本技術の有用性が実証された。

自由記述の分野

再生医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

代表者らが発明したダイレクトリプログラミング(DR)による膵β細胞を含む人工膵島の作製手法は、幹細胞を介さないで体細胞へリプログラミング因子(OKAP)を導入すると、直接変換によって機能性膵β細胞(iβC)を約80%の効率で作出でき、さらに1型糖尿病モデルマウスの血糖改善効果を示すため、患者自身の体細胞を用いたex vivo細胞治療が可能である。さらに、mRNAを始めとする遺伝子治療開発に繋がり、従来の遺伝子・タンパク質補充療法とは異なり、患者体内において目的とする機能性インスリン産生細胞を作出できるため、画期的な次世代型の創薬モダリティとなり得る。

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公開日: 2025-01-30  

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