• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

体内における細胞組織精密操作技術の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H04545
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関東北大学

研究代表者

芳賀 洋一  東北大学, 医工学研究科, 教授 (00282096)

研究分担者 明石 真  山口大学, 時間学研究所, 教授 (30398119)
鶴岡 典子  東北大学, 工学研究科, 助教 (70757632)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード細胞 / 切離 / 粘膜 / タンパク質 / 低侵襲 / 鉗子 / 皮膚
研究成果の概要

1日の中で複数回生細胞を採取し解析することで特定のタンパク質産生に関わる遺伝子発現周期性を明らかにでき、これにより日内変動の乱れ、未病の機序、適切な投薬など根拠を持って分析できるようになる。充実性臓器からの採取について生検鉗子類似の機構を一括作製し低侵襲かつ間欠的に細胞採取を行う見通しが得られた。皮膚組織採取用デバイスを用いて摘出ブタ皮膚組織から50個の細胞を採取でき、さらにマウスを用いた動物実験によりマウス皮膚から生細胞を採取できることを確認した。超音波による微細振動を利用した粘膜組織からの細胞採取について摘出ブタ食道粘膜の同じ部位から1000個以上の細胞を繰り返し採取できることを確認した。

自由記述の分野

微細加工技術を用いた医療機器開発

研究成果の学術的意義や社会的意義

1日の中で複数回生細胞を採取し解析することで、特定のタンパク質産生に関わる遺伝子発現の周期性を明らかにできることが動物実験により明らかにされているが、現状の細胞採取の手段は侵襲性が高く、より低侵襲にすることが望ましく、これによりヒトに対しても適用できようになると期待される。生活リズムの乱れが特定の疾患の発症や増悪に繋がることが知られており、時計遺伝子の発現リズムを分析することで具体的な分析が可能になる。また、特定の臓器における特定のタンパク質産生の周期性に合わせた、より効果的で副作用の少ない投薬が実現できると期待される。さらに発病には至らないが健康な状態ではない未病の分析に役立つと期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi