研究課題/領域番号 |
20J00394
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
岡本 翔平 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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キーワード | 高齢者 / 退職 / 健康 / 健康の社会的決定要因 |
研究実績の概要 |
採用第1年目である2020年度は、主に文献の調査を中心に行った。特に、退職が、退職者の健康状態や健康との媒介要因(社会参加や健康行動など)に与える影響についての先行研究を中心にレビューを行った。本テーマに関しては、各国で非常に注目度の高い研究であることから、イギリス(ELSA: the English Longitudinal Study of Ageing)、ヨーロッパ(SHARE: The Survey of Health, Ageing and Retirement in Europe)、アメリカ(HRS: the Health and Retirement Study)などを活用した研究が多く出版されており、エビデンスの蓄積が進んできていることが確認された。これら諸外国のデータは、我が国における中高年者を対象とした追跡調査よりも規模が大きく、また追跡も高頻度であることから、我が国よりも研究が進んでいると考えられるが、これらの研究の成果は一致していないことが明らか位になった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響から、研究活動に制約が一部あった。国際学会への参加や海外研究機関での研究活動を計画していたものの、実施できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今後も感染症の影響が続く可能性があることから、追加テーマの研究を行うなど、研究を補足する研究が必要だと考えている。文献調査、データ分析など、国内で実施可能な研究を中心に、今後は研究を推進する予定である。
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