確信度や丁寧度を外国語学習者に指導する際に空間概念を利用しその指導効果を発見し、その効果と左脳右脳優位性の関係を見出すために口の開き方対称性をみる手法を適用した。学習者が話す様子を録画し、2次元動画計測ソフトを使用して、指導後に目標表現を発した時の開口時の対称性を解析分析した。鼻と額を基準点に2箇所計測点で口の開き方の対称性をみて左脳右脳の優位性を試みた。右利きは、左脳が口の右側を制御し、左脳優位時に口の右側を左側より広く開き、右脳は口の左側を制御し右脳優位時に口の左側が右側より広く開くと考えられている。結果では、右利きの被験者の口の左側が右側より広く開き、右脳関与の兆候が見られた。
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