研究課題/領域番号 |
20K00939
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
関 周一 宮崎大学, 教育学部, 教授 (30725940)
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研究分担者 |
石川 千佳子 宮崎大学, 教育学部, 教授 (10184483)
大野 匠 宮崎大学, 教育学部, 教授 (90590977)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 日向国 / 中世仏像 / 一木造 / 麟祥院 / 大般若波羅蜜多経 / 宋版 |
研究実績の概要 |
(1)西都市麟祥院蔵「妻萬宮旧蔵大般若波羅蜜多経」調査:麟祥院および西都市教育委員会の全面的な協力のもと、原本調査を行った。調査は、1回(4日)実施した。原本調査は、奥書のみではなく、各巻の全体を対象とし、裏面の文字も確認した。すべての原本調査を終了した。(2)仏像調査:都城市内の仏像を調査した。都城市文化財課の調査の一環として、野口家蔵の如意輪観音坐像を調査した。(3)公開研究会:報告書の作成に向けて、本研究の調査成果を報告し、研究者らの見解をうかがい、成果内容に関して議論する場を設けた。2023年12月2日、宮崎大学教育学部・地域資源創成学部の講義棟L402教室において、以下のように開催した。 報告① 西都市麟祥院所蔵大般若波羅蜜多経調査(山田渉「西都市麟祥院蔵・妻万神社神宮寺旧蔵『大般若波羅蜜多経』をめぐって」、得能幸一郎「麟祥院大般若経をめぐる近世・明治初年の状況についての報告」、上川通夫(愛知県立大学) 「コメント」)報告② 日向国中世仏像調査(石川千佳子「科研:日向国の仏教文化 仏像調査報告 ~中世日向国における一木造の仏像について~ 『木造日蓮聖人坐像』を中心に」、関周一「門川町勝蓮寺の木造日蓮聖人坐像」、有木芳隆((公財)永青文庫副館長)「コメント」)(4)研究成果報告書の作成:本科研の研究成果報告書を、2024年2月29日付で作成した。紙媒体を調査対象者や関係機関に配布し、データ(PDFファイル)を宮崎大学附属図書館のリポジトリに登録し、研究成果を公開した。
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