研究課題/領域番号 |
20K00964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
朴澤 直秀 東洋大学, 文学部, 教授 (70377696)
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研究分担者 |
曽根原 理 東北大学, 学術資源研究公開センター, 助教 (30222079)
上野 大輔 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (90632117)
林 晃弘 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (10719272)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 宗教統制 / 宗教政策 / 寺院史料 / 藩と教団 / 幕府と宗派 / 教団構造 / 寺檀制度と情報 / 政教関係 |
研究成果の概要 |
寺院史料調査については、近江国柏原(滋賀県米原市)の成菩提院の文書の整理について、もう少しで完了する状況に至った。また、鶴岡市郷土資料館所蔵の未整理寺院史料について調査・整理を完了し目録を公表した。個別事象の具体的解明や、政策動向の俯瞰を通じて、宗教政策やその前提となる状況について、教団構造と教団の動向、それに対する幕府の対応や、幕府の宗派認識に関する研究、近世の宗教政策に関わる情報に関する研究、政教関係の実態とその展開の検討などを推進した。
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自由記述の分野 |
日本近世史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、近年の、宗教政策や、幕府のもとでの宗教秩序をめぐる議論などを踏まえ、政治権力と宗教との関係の通時的把握につながる論点の提示や、具体的事象に即した実態・局面の解明などを進めた。幕府による宗派の把握、宗派認識や、藩と教団との関係、宗教に関わる情報の有様などを解明した。また、地域における教団組織の中心的な地位を持ち、教団中枢や地域の支配権力や、地域社会などとも関係を有し、多様な論点を内包する寺院史料について、調査・整理を推進した。
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