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2023 年度 研究成果報告書

戦後国共内戦期後半における土地改革運動の急進化と共産党の支配構造

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
研究機関和歌山大学

研究代表者

三品 英憲  和歌山大学, 教育学部, 教授 (60511300)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード国共内戦 / 毛沢東 / 土地改革 / 劉少奇 / 華北 / 晋察冀辺区 / 農村革命 / 左傾
研究成果の概要

戦後国共内戦期の後半(1947年5月以降)に華北地域で実施された土地改革およびその急進化が、共産党の支配と社会の秩序にどのような影響を与えたのかを明らかにできた。そこでは、土地改革の急進化は支配地域の秩序を流動化させたが、それは共産党の支配体制を解体したのではなく、むしろ社会に対する共産党の支配力と動員力を強化することに結果したことを明らかにした。こうした研究の成果によって1945年から1949年までの共産党の支配確立過程の全容を理解することができ、単著にまとめることができる段階に到達した。この単著は2024年度中に刊行できる見込みである。

自由記述の分野

中国近現代史

研究成果の学術的意義や社会的意義

戦後国共内戦期の後半(1947年5月以降)を対象とした本研究の成果によって、1945年から1949年までの共産党の支配確立過程の全容を描く単著を刊行できる見通しが立った。この単著が描く歴史像は、中国共産党自身が提示している「建国神話」の裏に隠された史実を明らかにするものであるとともに、戦後国共内戦における共産党の勝利と、中華人民共和国で強度の動員体制が実現した理由について、これまで日本・中国・台湾・アメリカで発表されてきた数々の研究の説明とはまったく異なる画期的なものとなる予定である。

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公開日: 2025-01-30  

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