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2023 年度 研究成果報告書

市場とガバナンスの金融史学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K01386
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05060:民事法学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

川村 力  北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (70401015)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード資本市場 / 金融市場 / ガバナンス
研究成果の概要

本研究は、資本市場が市民的価値をいかに包摂すべきかとの世界的に益々進展する問いを前に、投資と資本市場を結ぶ法的論理が金融危機を受けてアメリカとヨーロッパとで分岐して展開していることに着目し、多層的な経済社会全体を媒介する貨幣・金融の性質をめぐる思考の対立構造を通じて、その経済社会循環全体における位置付けと分析を試みるものであり、成果として、第一に、社会投資の枠組みの不全の一角に近代の組合法制の転換過程がかかわること、第二に、国庫の金融化と長期信用の量的質的リスクの媒介のあり方を軸に具体的社会の政治経済構造の質を分析しうることを、見出した。

自由記述の分野

民事法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、金融危機以降、国際的に方向性の模索が続いている金融市場と資本市場の双方について分析し、一方で、その基礎となる法的枠組みの混乱の一角を整理し、他方で、新たな理論的視角を提出することで総合的な分析を試み、かつその基礎をさらに歴史社会の分析の中に位置付け直すことを試みたものであり、現代の国際的な社会経済の骨格の1つが模索する方向性そのものを位置付けることを可能とする点で社会的意義を有する。

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公開日: 2025-01-30  

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