• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

時系列データの逐次解析と金融バブルの存在の検定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K01589
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07030:経済統計関連
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

人見 光太郎  京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (00283680)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード逐次検定 / バブルの検出 / フィッシャー情報量
研究成果の概要

本研究は経済時系列への統計的な逐次解析の手法を使った方法を開発し解析を行なうことである。通常の統計解析ではすでに得られたデータをもとに統計的な解析を行なうが、逐次解析では次々とデータが入ってくる状況でできるだけ速く、正確な統計的な決定を行なうことを目的とする。
この目的のために金融時系列をAR過程で近似して、そのAR過程が単位根を持つかどうかの逐次的な検定な開発した。単位根のパラメータのフィッシャー情報量をデータ蓄積をストップするためのシグナルとする検定であり、同じだけのデータ数、またはそれ以下のデータ数を使う検定の中で最強力検定であることを示した。

自由記述の分野

計量経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究は金融バブルの存在の検定だが、今までの研究では過去のデータをもとにして過去のある時期に資産バブルが発生していたかどうかを検証していた。それに対して本研究は金融バブルの存在の検定という枠組みに入るが、現在の状態とこれから入ってくるデータをもとにして逐次的にバブルが発生しているかどうかを検証するという点が異なる。
それによって、何らかの経済環境の変化(財政政策、金融政策の変化、リーマンショックのような世界的なショック)によって構造変化が起こった後で、できるだけ早く金融市場にバブルが発生しているかどうかを検出することが出来るようになった。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi