研究課題/領域番号 |
20K01595
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07030:経済統計関連
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
金澤 雄一郎 国際基督教大学, 教養学部, 特任教授 (50233854)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Nash bargaining / Channel profitability / Powerful retailer / Price unobservability / Aitchison Geometry / Logratio transform |
研究成果の概要 |
差別化された製品の需要推定は、研究者・政策担当者にとっても社会的厚生の分析・競争政策の立案に必要不可欠である。本研究では2004~07 年度基盤(C)、2008~12 年度基盤(B)、2013~15 年度挑戦的萌芽研究、2015~18 年度基盤(B)の成果を踏まえ、二点にテーマを絞る。(研究1)では精密でニュアンスに富んだ解析を可能にするため、メーカー対リテイラーごとの戦略的な行動をモデル化し、チャンネルごとの競争状態を構造モデルによって表現する手法を提案した。 (研究2)では、離散選択問題の基礎に立ち返り、より相応しい幾何学のもとでのモデルの理解とそれに整合的な推定手法の提案した。
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自由記述の分野 |
統計科学、計量経済学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Draganska et al.(2010) に代表される先行研究では、卸売価格をめぐるバーゲニングの際に小売価格を契約の中に含めることはできない(retail price unobservability)と仮定し、卸売価格をめぐるバーゲニングを交渉当事者に限定できると仮定した。(研究1)ではリテイラーが卸売価格をめぐる交渉を小売価格に反映させることが可能であるとの前提にたち、より現実的なチャンネルごとの利益を表現することに成功した。(研究2)では、additive logratio transformを用いることにより、離散選択理論における効用が自然に表現できることを示した。
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