研究課題/領域番号 |
20K01605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
多和田 眞 名古屋大学, 経済学研究科, 名誉教授 (10137028)
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研究分担者 |
柳瀬 明彦 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (10322992)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 戦略的ゲーム / 公共インフラ / 比較優位論 / 非対称均衡 |
研究成果の概要 |
政府間での公共インフラの供給を一般均衡における政府間の戦略ゲームとして考え、財の生産に混雑の発生しない公共インフラを供給する2国間での貿易について、初めに伝統的な貿易モデルで、複数均衡の可能性を指摘した。そしてリカード的な一般均衡のゲームで、大国の方がインフラにより依存する財を輸出し、両国とも貿易利益を得ることを示した。この結果は従来の比較優位論と類似しているが、ゲームの場合には不効率な生産が生じる可能性と全ての面で同一な国の間でも貿易が生じる可能性が指摘できた。そこで詳細な分析で、非対称均衡の性質を明らかにし、財の生産に混雑を伴う公共インフラでは非対称均衡は存在しないことを示した。
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自由記述の分野 |
国際貿易
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の世界経済は中国の「一帯一路」構想とアメリカ・日本を中心とする「自由で開かれたインド・太平洋」構想の間での世界経済の覇権争いが顕著になっている。特にこうした国々が大規模な公共インフラを戦略的に供給することで、周辺諸国との貿易を自国に取り組み、貿易による勢力拡大を図り、自国の経済厚生を高めることにある。このような国家間の戦略的公共インフラ供給は世界経済のブロック化を促進させて、世界経済を悪化させる可能性がある。このような場合において、世界経済の悪化を防止するような経済的手段の考察に役立つと考えられる。
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