研究課題/領域番号 |
20K02192
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研究機関 | 日本社会事業大学 |
研究代表者 |
井上 由起子 日本社会事業大学, 福祉マネジメント研究科, 教授 (40370952)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 居住支援 / 単身高齢者 / プログラム |
研究実績の概要 |
本研究では、調査1:単身高齢者の住宅のテニュアとアフォーダビリティに関する将来推計、調査2:不動産仲介業者による居住支援の実態把握調査、調査3:相談援助職による居住支援に関するロジックモデルの整理、調査4:市町村居住支援協議会による相談窓口体制に関する調査の4つを予定している。 2020年度は新型コロナウィルス感染症による対応に追われ、予定していた調査1は手をつけることはできなかった。一方で、居住支援にかかわる様々な委員会に委員長あるいは委員として関与する機会を得たこともあり、調査3については、文献調査ならびに本研究費でのヒアリング調査、各種委員会でのヒアリング調査を通じて、ロジックモデルの整理を行うことができた。単身高齢者向けとして居住支援プログラムのロジックモデルを整理することを考えていたが、高齢、困窮、障害、刑余者など対象者別福祉を包含したものとして記述したうえで、単身高齢者の場合の詳細について記述することが汎用性が高いことが分かったため、居住支援プログラムの記述は抽象度が高い表現でとりまとめることとした。 居住支援プログラムはストラクチャー、プロセス、アウトカムに沿って整理した。ストラクチャーには相談窓口、恒久的住宅、一時居住、プロセスには①住宅確保(本人を中心とした調整、家主との調整)、プロセス②見守り~参加支援(見守り、生活支援、制度サービス、権利擁護、参加支援)、プロセス③(死後対応)、アウトカムには居住の安定化と地域共生社会の実現を記述した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症により、2020年度は授業がオンライン化され、その教材づくりに追われた。あわせて、研究科長職にあるため、所属部署のマネジメント業務にも追われた。以上の理由により、研究が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は遅れている調査1:単身高齢者の住宅のテニュアとアフォーダビリティに関する将来推計を実施する。また、調査3:相談援助職による居住支援に関するロジックモデルの整理でとりまとめたプログラムを用いて、高齢者の居住支援の実態について、地域包括支援センター、社会福祉協議会、不動産団体などに対してヒアリング調査を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は新型コロナウィルスによるオンライン授業準備等で各種統計データによる整理と分析、実践現場への訪問調査などができなかった。2021年度以降にこれらの調査を実施して、執行する。
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