研究課題/領域番号 |
20K02470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
井谷 信彦 武庫川女子大学, 教育学部, 准教授 (10508427)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | エネルギー / 教育思想 / 演劇教育 / デューイ / フロイト / シュタイナー / バタイユ |
研究成果の概要 |
本研究の成果は、①日常の教育言説や、②哲学・教育思想、③演劇教育理論などに見られるエネルギー概念の意味と射程を明らかにすることで、この概念を指針とする省察の手法をデザインするための礎石を築いた点にある。主な調査対象は、①教育相談や学習支援などに関わる教育言説、②デューイ、フロイト、シュタイナー、バタイユらの哲学・教育思想、③スポーリンの演劇教育理論などである。この成果は『教育学研究』第88巻をはじめ複数の学術誌にて公開されている。なお3年間続いたコロナ禍の影響により、当初予定されていたワークショップ実践にもとづく省察手法の開発は、残念ながら実施を断念せざるをえなかった。
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自由記述の分野 |
臨床教育学、教育哲学、教育思想
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義は次の3つに大別される。①日常の教育言説におけるこの概念の意味と射程を明らかにしたこと。②自然科学と哲学、心理学、教育学のあいだのエネルギー概念の結節点を明らかにしたこと。③演劇教育の実践/理論におけるこの概念の意味と射程を明らかにしたこと。またこれらの成果の社会的意義は、自然科学や、哲学・教育思想、演劇教育理論などに見られるエネルギーという言葉の語義と用例を検証することによって、現在日常の教育言説のなかでもちいられているエネルギー概念の意味と射程を問い改めることで、この概念を指針とする省察の手法をデザインするための礎石を築いた点にある。
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