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2020 年度 実施状況報告書

地域コミュニティづくりにおける世代間交流の価値―保育者の意識変化から―

研究課題

研究課題/領域番号 20K02669
研究機関白梅学園短期大学

研究代表者

瀧口 優  白梅学園短期大学, 保育科, 教授 (40320759)

研究分担者 源 証香  白梅学園短期大学, 保育科, 准教授 (00460288)
加藤 洋子  聖心女子大学, 現代教養学部, 准教授 (40455019)
森山 千賀子  白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (50341897)
松田 佳尚  白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (60342854)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード保育者 / 地域コミュニティ / 子育てカフェ / 子育て支援 / 多文化共生 / 包括支援体制 / 大学
研究実績の概要

様々な住民を意識した地域づくりへの取り組みとして、保育所を母体とした地域コミュニティの創成を目指し、①保育所を世代間交流の場として位置づけ、②保育所を地域包括支援体制の準拠点として位置づけ、③高齢者問題やひきこもり問題、外国籍住民を含めた多文化共生の拠点として位置づけること、④大学と行政が連携できる体制づくり、を目的とした。
2020年度は①「共生の地域コミュニティづくり」に関わる機関等の連絡会議を作成する、②2017年調査について報告する、③世代間交流の場としての保育園への期待を引き出す、④①~③を反映した地域広報紙を発行する、⑤子育てカフェの開催、⑥ひきこもり家族へのインタビュー調査、⑦多文化家族へのアンケート、⑧子育て応援広報紙の配布、を目標とした。
①については12月12日に地域センターにて開催し、地域の民生委員や保護者、保育園関係者が参加した。②については広報紙に概要を載せ、12月12日に上記の日程と並行して開催した。③関連アンケートによって、保護者も保育者も世代間交流が重要であると考えていることを確認した、④子育て応援紙「のぼりぼう」に発行し、⑤11月に対面の子育てカフェを予定したがコロナ禍のために6月に延期された。代わりにオンラインの交流会(11月)と子育てカフェ(2月)を実施した、⑥公民館講座を通してひきこもり家族との接点を作ったがコロナ禍のためインタビューはできていない、⑦アンケートについては日本語の他に英語、中国語、韓国・朝鮮語、ベトナム語に翻訳し、住民基本台帳の閲覧を踏まえて外国籍住人の住所を書き出した。
なお、子育てカフェなどの準備のため、7回の会議を開いて保育現場などとの意見交換を行ってきた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

基本的には予定通り進んでいるが、コロナ禍によってインタビュー調査やアンケートなどの準備に時間がかかり、年度内に実施できないものも出てきている。また会議等もほとんどオンラインであり、対応できないことが出てきている。
また保育所においてもコロナ禍対応で、十分に時間がとれないということもある。インタビューについてはコロナ禍が落ち着くまでは困難がある。

今後の研究の推進方策

2020年度の残された課題(ひきこもり家族へのインタビュー、外国籍住民へのアンケート、子育てカフェの実施等)を引き続いて今年度も追究し、今年度に予定していた計画(①実践的研究活動の継続、②ひきこもり家族へのインタビューの分析、③多文化家族対象アンケートの集計・分析、④学会等への発表等、)について新たに取組むこととする。
ただしコロナ禍がどこまで続くのか分らないので、次年度に実施を延期することも視野に入れておく。

次年度使用額が生じた理由

2020年度はコロナ禍により当初計画していた調査が実施できなかった。次年度はそれを再開し、それを含めて全体として実施したい。

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公開日: 2021-12-27  

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