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2023 年度 研究成果報告書

オンライン教材を用いた保護者トレーニングの開発と評価:地域で行う早期発達支援

研究課題

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研究課題/領域番号 20K02705
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関三育学院大学

研究代表者

松崎 敦子  三育学院大学, 看護学部, 特任准教授 (40792297)

研究分担者 出口 貴美子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師(非常勤) (50227542)
西田 佳史  東京工業大学, 工学院, 教授 (60357712)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード保護者トレーニング / 自閉スペクトラム症 / 早期発達支援 / オンライン教材
研究成果の概要

本研究では,9ヶ月児健診においてASDの特性が示された子どもの保護者に, 生後10ヶ月から始められる保護者トレーニングを実施し,標準化検査を用いて介入の効果を検討した.本保護者トレーニングは,オンラインの自己学習教材と18ヶ月時の個別相談で構成し, 個別相談は保護者の希望の有無で選択できるようにした.
介入の効果は,生後10・18・24ヶ月時に,適応行動や発達指数, 保護者の育児ストレス等で評価した. その結果,子どもの 適応行動得点は経時的に下降したものの,発達指数は上昇したことが示された.また保護者の育児ストレスも顕著な上昇をすることなく経過し,社会的妥当性もアンケート調査により示された.

自由記述の分野

発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により, 生後10ヶ月から家庭で始められる保護者トレーニングプログラムが完成する. 広く, 安価に, 簡便に配布することが可能なオンライン教材と, 再現可能な実施マニュアルを作成することで, 早期発達支援の地域格差をなくし, 保護者トレーニングを広く普及することが可能となる.さらに, 介入の効果を客観的にかつ経時的に評価したことで, 本研究の成果を海外の研究と直接比較することができ, 発達支援の国際的なメタ分析に寄与することが可能になる.

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公開日: 2025-01-30  

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