研究課題
基盤研究(C)
本研究では、これまでに開発してきたバーチャル顔画像を用いた動的顔色と表情の合成的解析システム及び新たに開発した乳幼児の心を探る握力計測システムとダンベル・握力計付グリップを有する上肢外骨型ロボットシステムの研究開発・展開している。また、これらのシステムを有機的に結合した遠隔リハビリテーションにおける情動ストレス下での動的顔色と表情を合成的に解析できるシステムのプロトタイプを構築するとともに、本システムの性能評価を行っている。
ヒューマンインタフェース
リハビリテーションにおいて、医師・理学療法士には、患者の顔色、表情、姿勢などの様子を観察するだけでなく、緊張をほぐしながら、患者が話しやすい雰囲気づくりに努めることが求められている。本研究は、ロボットの遠隔操作による在宅でのリハビリテーションを想定して、医師・理学療法士と患者・患者を看護する人のコミュニケーションの場づくりを支援したり、解析したりすることが可能なヒューマンインタフェース設計に着目した萌芽的研究である。