本研究では、プログラミングを用いて音楽を演奏することを通して、文系の学生でも取り組みやすい、教員養成におけるプログラミング教育カリキュラムおよび、小・中・高等学校のプログラミングの授業でそのまま利用できる教材の開発を行った。音楽の学習はこれまで芸術的視点で行われていたが、特に楽譜は演奏の時系列的指示を表記したプログラムであると考えると、プログラミング言語の理解との共通性も高い。それを利用し、プログラミングを苦手とする教員志望の文系学生でも、音楽の学習として取り組みながら、プログラミング的思考の育成や、身近なものの動き等をプログラミング的に考えることができるようにすることができる。
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