本研究ではフードモデルとICタグを組み合わせた栄養指導・食事調査ツールについて、その有用性を検討した。対象者に実物を正確に模したフードモデルを選んでもらい、妥当性が確認された食事調査法を比較することで、食事調査法として有用であることが明らかになった。また、ICタグによるデータ読み取りにより、調査者と対象者双方が必要とする栄養に関する情報を得るために必要な時間・労力が少なくなることが明らかになった。一方で引き続きコロナウィルス感染症に対応する状況が継続したため、調査、実験の実施は主に対象者確保の面で大きく制限された。
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