研究課題/領域番号 |
20K03215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
森 慶惠 金沢大学, 学校教育系, 教授 (60852431)
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研究分担者 |
古田 真司 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (90211531)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 健康情報リテラシー / 科学的根拠 / 健康教育 / 判断 / 選択 / 信念バイアス / 疑似科学 / 学習用ワークブック |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、中学校、高等学校の保健教育において、現代社会に溢れる真偽不明の健康情報を、批判的に吟味、科学的根拠に基づいて判断して、その中から適切な情報を選択する健康情報リテラシーを育成するための実効性の高い教育プログラムを開発することであった。研究の結果、健康情報リテラシー育成のための『科学的根拠をもとに健康情報を「吟味→判断→選択」するプロセスを体験して学習できる教材』を開発した。そして、学校での実行可能性を高めるために、学習過程を「見える化」した学習用ワークブックとワークブックをもとに展開する授業モデルを開発、それらの教材を活用した授業モデルを実践、効果を検証した。
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自由記述の分野 |
健康教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誤った健康情報による心身の健康への悪影響が心配される情報化社会に生きる中学生・高校生にとり、溢れる膨大な健康情報から有用な情報を判断、選択する力の育成が重要である。本研究で開発した「科学的な判断基準をもとに情報を判断、選択させる健康情報リテラシー教育」は、様々な健康課題が山積する学校教育において、授業時間を有効に利用し、山積する健康課題への対応の汎用性が高く、大きな利点がある。 また、健康情報の判断に関わる信念バイアスを考慮した本研究の科学的根拠に基づく健康情報リテラシー教育プログラムは、正しいと判断されやすい健康関連の疑似科学にも有効であり、今後の健康教育で活用することが可能である。
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