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2023 年度 研究成果報告書

組織で働くシニア世代の心理的障壁の発生機序とその克服マネジメントに関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K03294
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10010:社会心理学関連
研究機関九州大学

研究代表者

池田 浩  九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (80454700)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードシニア / ワークモチベーション / 心理的障壁 / 主観的高齢観 / 自己価値充足モデル
研究成果の概要

本研究の目的は、シニア世代の個人差を説明するための構成概念を特定し、シニア世代のワークモチベーションの源泉を明らかにすることであった。一連の研究の結果から、シニア世代のモチベーションは、加齢とともに低下するわけではなく、むしろ職務遂行に向かうモチベーションは高いことが明らかになった。また、シニア世代では、実年齢よりも若いと考える主観的高齢観や、新規の学習に対して障壁を感じない心理的障壁が、シニアのモチベーションを促進する重要な要因であることが明らかになった。

自由記述の分野

社会心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでシニア世代のモチベーションは加齢とともに低下するものと信じられてきたが、これを真っ正面から検証した研究は稀少に留まっている。また、シニア世代のモチベーションの源泉も他の世代と異なるか十分に明らかにされていない。本研究で得られた知見は、ワークモチベーション研究においても特にシニア世代に特化した知見として、学術的な発展に資するだけでなく、主観的高齢観(実年齢よりも若いと考える価値観)を促進し、他方、心理的障壁を抑制する取り組みや施策がシニア世代のモチベーションをより高める示唆を持つことから社会的意義も優れて高いと言える。

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公開日: 2025-01-30  

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