研究成果の概要 |
(1)新潟大学の星明考さん,呉工業高専の金井和貴さんとの共同研究である.kを代数的数体,K/kを15次以下の代数拡大とするとき,K/kのHasseノルム原理が成り立つ必要十分条件を決定した. (2)新潟大学の星明考さん,長谷川寿人さんとの共同研究である.15次以下の代数拡大K/kに対し,ノルム1トーラス$R_{K/k}^{(1)}(G_m)$の安定k-有理性問題を決定した. (3)新潟大学の星明考さんとの共同研究である.K/kを代数拡大でGalois閉包L/kがn次二面大群Dnのときにノルム1トーラス$R_{K/k}^{(1)}(G_m)$の安定k-有利性問題を決定した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
K/kのハッセノルム原理は数論でよく知られた問題だが,[K:k]が6以下の場合や素数の場合など特別な場合しか知られていなかった.特に[K:k]=8,12の場合はほとんど知られていなかった.本研究では主にYu. A. Drakokhrust, V. P. Platonovの結果に従って計算機も用いてdegree 15まで網羅的に決定した.
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