研究課題
基盤研究(C)
アソシエーション・スキームの代数的理論を応用して複素アダマール行列の構成問題やユークリッド空間における有限距離集合の分類問題など,組合せ論的問題および幾何学的問題に取り組んだ。またコヒアラント代数の既約分解のデザイン理論への応用として,ある組合せデザインが不等式により自然に特徴づけられることを示した。
数学
組合せ論的対象の存在問題と分類問題,特にアソシエーション・スキームの理論は,計算機科学においても重要な意味を持ち,代数的手法が有用であることは認知されてきている。特に,非可換アソシエーション・スキームの理論を応用上重要な面を優先的に整備することは学術的意義がある。