非線形な相関をともなう新しいリスク指標の導入を行った。すなわち,実用的にも扱いやすい形でのコピュラをともなうVaRの新たな概念を導入し,Andres Mauricio Molina Barreto博士とともに,実際の金融データの分析を通して,我々の新しい指標が実用上も有効であることを示した。 破産確率の積分方程式に関して,無限積分区間を有限区間に変換し,spectral collocation法を用いることにより,効果的な数値解法を導入した。応用上重要であるいくつかの分布に関して,この計算手法は有効であることを確認した。
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