キャパシタ、インダクタ、抵抗器といったチップ部品(表面実装用デバイス)を使用する周波数が近年著しく高周波化しているが、5G無線通信でのSub-6周波数帯において「測定の基準」がないため正確な測定ができないことが大きな問題になっている。応募者は、測定の基準が存在しない周波数帯における電気インピーダンス量(インダクタンスなど)計測技術の研究を進めており、本研究ではその核となる、「MHzからSub-6周波数帯に対応した電気インピーダンス量の基準を与える基準器の開発」を行った。本研究の成果はSub-6周波数帯における表面実装用デバイスの正確な評価を可能にし、5G無線通信の研究開発に大きく貢献する。
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