研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は大きく,環礁州島海岸における(1)海岸植生による砂浜安定化効果の解明とその設計方法の提案と,(2)持続可能な海岸保全対策の提案である.研究実施期間を通じて結果的にコロナ禍で現地調査を行うことができなかった.よって,海岸に作用する外力として,海面上昇および波浪に伴う水位上昇に関する考察を行った.アジア太平洋諸国を対象に,気候変動に伴う海面上昇の分布や,wave setup,台風による高潮など海岸外力の推定を行った.
気候変動適応
現地調査を行うことは叶わなかったが,本研究で対象とした国の沿岸域における現在そして将来の脆弱性を明らかにできた.これにより,適応策の提案に資する情報をまとめることができた.