アメダス観測点における可降水量,気象観測データ,土地利用割合を入力データとして機械学習により,相対湿度推定モデルを構築した.その結果,1時間毎の相対湿度を数値予報データの相対湿度予報値の精度よりも高精度で推定することができた.また,空間分解能5km,時間分解能3時間の数値予報データを用いて空間分解能1km,時間分解能1時間の可降水量分布図を作成する手法を開発した.さらに,可降水量分布図を用いた相対湿度推定手法を検討し,地上から900hPa気圧面までの積算水蒸気量を用いることにより,四国全域の90m解像度の相対湿度分布を5km解像度の数値予報データと同程度の精度で推定できる可能性を示した.
|