• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

放射空調オフィスのドライミスト噴霧を含むクールスポット温熱環境設定に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K04818
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分23020:建築環境および建築設備関連
研究機関金沢工業大学

研究代表者

垂水 弘夫  金沢工業大学, 建築学部, 教授 (70163706)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード放射空調 / クールスポット / ドライミスト / 初期温冷感復帰時間 / 被験者試験
研究成果の概要

放射空調オフィスにおけるクールスポットとして,エアコン使用ではなく、ドライミストエリアと椅座安静・気流付与エリアから成るクールスポットを考案し,外出行動後の人体のクールダウンを初期温冷感復帰時間という新しい指標を用いて評価する被験者試験を実施した。その結果,エアコン使用による大量の電力消費回避に繋がる、以下の研究成果が得られた。
1)2つのエリアでの滞在時間を適切に組み合わせることで、エアコンを用いた場合の初期温冷感復帰時間にあと20秒にまで迫ることができた。2)帰室後にUSBファンを使用することで、エアコン使用時の初期温冷感復帰時間を上回る短縮効果が確認された。

自由記述の分野

建築環境工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2050年までにカーボンニュートラルを実現するという政府の目標設定が明確になったことで、建築分野においてもゼロエネルギー建築の開発と普及が急速に進み始めている。そこで注目されているのが、放射空調システムである。放射空調のオフィス内は,長時間在室者向けの冷房設定となる場合が多いため,外出行動後などに速やかなクールダウンを図ることが可能なクールスポットの環境条件設定が研究課題となっている。ドライミストは従来、屋外で涼しさを得るモニュメント的な仕掛けとして多用されてきたが、本研究の成果によって、放射空調オフィスのクールスポットにおいて、本格的に活用される判断材料が整ったものである。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi