研究課題/領域番号 |
20K05012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
岡本 剛 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (90350678)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | MQTT / DoS攻撃 / 機械学習 / スマートシティ / IoT / レジリエンス / 侵入検知 / 脆弱性 |
研究成果の概要 |
本研究では、研究代表者らが提案した免疫的攻撃検知の技術がスマート化された公共サービスの妨害攻撃に対して有効であるかを明らかにするため、公共サービス向けの免疫的攻撃検知の設計・実装・テストを行った。その結果、免疫的攻撃検知は極めて高い検知精度でサービス妨害攻撃を防止できることを示した。また、通信データのサイズを5キロバイトに制限すれば、オーバーヘッドがほとんどないことも示した。最後に、メモリリークやCPUリソース消耗の脆弱性に対する攻撃と機械学習に対する攻撃の対策と課題を示した。
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自由記述の分野 |
情報セキュリティ
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の社会的意義は免疫的攻撃検知の技術がIoTでスマート化された公共サービスのレジリエンスを強化できることを示したことである。本研究のレジリエンスとは、攻撃によって停止したサービスを自動的に回復する能力と二度目以降の類似の攻撃を未然に検知・防止する能力のことを指す。この回復力によって人手を介さずにサービスを持続できるようになる。研究成果の学術的意義は、従来のヒューリスティックな検知技術と機械学習による検知技術を組み合わせることによって、攻撃の検知・防止だけでなくサービスの回復までカバーする技術を実現したことである。
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