研究課題
基盤研究(C)
コールドスプレー法において各種条件で作製した酸化チタン皮膜に対し、XPSなどの分析を行い皮膜変色の原因を調査した。分析結果からは酸素欠損などを確認することはできなかったが、熱処理によって色の変化が確認できたことから、検出できない程度の酸素欠損がコールドスプレー酸化チタン皮膜の色変化に影響を与えていることが明らかになった。
接合加工学
本研究は従来不可能とされていたコールドスプレー法によるセラミックス成膜を対象としたものであり、特に有害物質や菌、ウイルスを除去可能な酸化チタン光触媒を可視光下で使用可能にする成膜技術を提案するものである。本研究成果はコールドスプレー技術のブレークスルーとして国内外関連研究への波及効果は甚大である。また、医療現場など屋内での抗菌・抗ウイルスに適用可能であるため、社会的意義も大きい。