研究課題
基盤研究(C)
スラリー中微粒子を良分散状態に調製後,添加剤により粒子間を弱く架橋させることで可逆的分散・凝集状態の制御を可能とする軟凝集スラリーを調製し,これをシート成形に用いることで,高充填率かつフレキシビリティを有する高性能なシート成形が可能となった。本技術は,バインダー添加に代わる新たなフレキシビリティを有するシート成形技術であり,極めてシンプルな原理をもとにしていることから,幅広い分野への利用が期待できる。
化学工学
本技術は,極めて少ない添加剤添加量でフレキシビリティを有するシートの成形が可能な,バインダー添加に代わる新たな技術である。本技術は,製品性能向上や製品価格抑制に貢献できるだけでなく,プロセスで使用する添加剤の大幅削減を達成できるため,製造工程で発生するCO2を大幅削減可能なサステナブル技術である。また,新たな技術でありながら現行プロセスをそのまま利用可能という利点もあり,学術的,社会的意義が高いといえる。