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2022 年度 研究成果報告書

鉱物廃材の再資源化を指向した銅還元細菌の育種と銅還元機構の分子生物学的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05407
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
研究機関名城大学

研究代表者

細田 晃文  名城大学, 農学部, 准教授 (50434618)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード銅イオン還元 / 嫌気性細菌 / Alteromonas科 / Pseudomonas科 / 硫化銅 / 酸化銅
研究成果の概要

河川底泥や海洋底泥を接種源として,嫌気的培養条件下で銅イオンを還元できるマイクロコズムを構築し,NGS解析結果より,その中心的な細菌群はPseudomonas科,Alteromonas科,Rhodocyclas科およびShewanella科などいくつかの存在が明らかとなった.いくつかの細菌科においては金属還元能を有する細菌種が同定されていることからも,これらの細菌種が嫌気的条件下で銅イオンに対して耐性を有し還元能を発揮していることが明らかとなった.しかし,安定的な継代培養が難しい点と実用的な銅リサイクル濃度まで還元能を発揮するマイクロコズムを構築できなかった点で課題が残った.

自由記述の分野

微生物生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で構築したマイクロコズムにおける銅還元能は1.5 mM程度でAlteromonas科やPseudomonas科が優占化したことが分かった.これらの結果は,現在行われている銅リサイクルに適用可能な濃度(5000 ppm)ではないが,本研究で構築した銅還元-嫌気性マイクロコズム中の細菌を環境から分離後,さらに銅還元遺伝子などを付与するといった遺伝子改変・育種によってエネルギー消費が少ない条件での生物的銅リサイクルについての可能性を有していると考えられる.

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公開日: 2024-01-30  

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