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2022 年度 研究成果報告書

白色メラノソームを利用する薬物送達システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05703
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関岐阜大学

研究代表者

竹森 洋  岐阜大学, 工学部, 教授 (90273672)

研究分担者 古田 享史  岐阜大学, 工学部, 教授 (40173538)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードメラノソーム / オートファジー / メラニン合成抑制 / 薬物送達 / 構造活性相関
研究成果の概要

メラノソームを大量放出させる化合物の検証を実施し、オートファーシとの連動が示唆された。オートファージはメラノソームを分解し、細胞内メラニン量を低下させることか報告されているが、今回はメラノソーム放出促進で、細胞内メラニン量が低下した。加えて、メラニン合成酵素の発現や活性を抑制することでメラニン蓄積が少ないメラノソームの放出剤も同定した。この低メラニン含有メラノソームは蛍光化合物も同定でき、他の細胞への取り込みも評価できた。今回単離したメラノソームはケラチノサイトのみならずマクロファーシへもメラノソームが取り込まれ、薬物送達のシーズをとしての利用が示唆された。

自由記述の分野

物質化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

メラノソームが薬物送達の素材として活用できる可能性が示唆された。また、メラノソームをラベルできる化合物は、送達する薬物のリンカーとしても機能することから、今後の改良が期待される。一方で、メラノソームを取り込む細胞が、ケラチノサイトやマクロファージなどの貪食機能が亢進している細胞であったことから、今後は、細胞特異的にメラノソームを導入する手法の構築へと進めていく。また、ケラチノサイトのメラノソーム取り込みは、皮膚の色素沈着にも繋がる。そのため、メラノソームをメラノサイト内の止めておく技術の開発も望まれる。

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公開日: 2024-01-30  

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