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2022 年度 研究成果報告書

バクテリアのゲノム情報に基づくラッソペプチドの異宿主生産

研究課題

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研究課題/領域番号 20K05848
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関静岡大学

研究代表者

小谷 真也  静岡大学, 農学部, 教授 (20510621)

研究分担者 中川 博之  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 高度分析研究センター, 上級研究員 (30308192)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードペプチド / 異宿主生産 / NMR
研究成果の概要

中分子ペプチドは抗体と低分子の特徴を併せ持つ特性が注目され、医薬への応用が期待される。ラッソペプチドは環状ペプチドであり、プロテアーゼ耐性および生理活性を有することで創薬のターゲットとして注目されている。本研究課題において、複数のペプチドの異宿主生産に成功した。スフィンゴモナスを宿主とする異宿主生産システムを確立した。さらにそのシステムを用いて新規ペプチドkoreensinの異宿主生産に成功した。NMRおよびMSスペクトルを用いて化学構造を明らかにして、NOE実験を行い、三次元立体構造を明らかにした。

自由記述の分野

応用微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中分子ペプチドは抗体と低分子の特徴を併せ持つ特性が注目され、医薬への応用が期待されている。特に発酵生産でこの中分子ペプチドを生産することはこれまで難しかった。本研究において、代謝されにくい環状ペプチドの発酵生産法が確立できた。さらに遺伝子組み換えで、配列の異なるペプチドを生合成することも明らかとなった。NMRを用いた化学分析の結果、得られたペプチドは構造的にも非常に安定な三次元構造を有していることを確認することが出来た。今後、本研究で得られた成果は、ペプチド医薬の創出研究に汎用的に用いることが期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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