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2022 年度 研究成果報告書

ラッカセイ矮化ウイルス病原性機構解明と抵抗性ラッカセイの作出

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06047
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 匡  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (40282694)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードラッカセイ矮化ウイルス / ラッカセイ / 酵母ツーハイブリッド法 / 外被タンパク質
研究成果の概要

ラッカセイ矮化ウイルス(PSV)側の因子が外被タンパク質(CP)であることを明らかにし、CPを酵母ツーハイブリッド法に用いるプラスミドへのクローニングを行った。
矮化症状が最も激しいラッカセイ品種StarrからcDNAライブラリーを作成し、矮化を誘導するPSV-P1系統のCPと相互作用する因子を探索するため、酵母ツーハイブリッド法によって栄養要求性培地でのスクリーニングをした。
その結果、陽性クローンが70個ほど得られた。現在、その塩基配列を解析中である。新型コロナウイルスによる担当学生の体調不良や研究制限等の影響が排除できず、残念ながら因子を特定までは至らなかったが、さらなる成果が期待される。

自由記述の分野

植物病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ラッカセイ矮化ウイルスについては、今まで遺伝子解析がされておらず、病原性に関して知見がほとんどなかった。本研究により、ウイルスの外被タンパク質が矮化を誘導する原因であり、ウイルスタンパク質と相互作用するラッカセイタンパク質の存在が強く示唆される重要な知見が得られた。ラッカセイ矮化病の新規抵抗性につながることが強く期待される。植物のウイルス病抵抗性作物については抵抗性遺伝子の探索と栽培品種への導入、あるいは形質転換植物で成果があるが、本研究のアプローチは、ウイルスに反応する植物の遺伝子を標的とした新たな抵抗性育種につながる意義があると考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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